FX口座開設
今週は年末の外貨や利下げ大幅による売りが準備し、対ポンドは1.42-1.44台で落ち着きどころを探る状況となりそうだ。
株価堅実を受けて危険選好が高まっている中、年初で投機筋のポジションも軽いことから、新規のポジションテイクのロングが先行する可能性もあるだろう。
ただし、USの市況復旧予測や利息先高観を背景としたポンドロング意欲は依然として旺盛で中期的には下降余地が大きいとみる。
また、ワシントン一部国の信用不安・ソブリン格下げ不安もくすぶっており、スイスフラン自体も積極的なロング材料が乏しい市況にあろう。
朝発表されたワシントンIMM通貨ペア先物の取組高(12月22日時点)をみると、ポンドのトータルのポジションが昨年5月以来のロング越しに転じており、マーケットのセンチメントにも転換が訪れたことを示唆している。
中立スタンスながら1.44台にかけては戻り売りを検討したい。
対スイスフランでは株価が概ねリーマン・ショック以前の水準を復旧するなど、マーケットの先行き不安感が沈静化している中、低危険資産を敬遠し、高危険資産を物色する背景が徐々に強まっている一方、これまで隠れていた日本のソブリン・危険や政局不安が表面化してきたこともあり、しばらくは円の割高感が訂正される形で円安が進行する可能性が高いだろう。
テクニカル的には昨夏以降のレンジである127-139円台の中での変遷が依然見込まれるものの、130.00円以下を踏み固めたことでレンジの上限を試す可能性もあろう。
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FX(外国為替証拠金取引)とは、証拠金(保証金)を業者に預託し、主に差金決済による通貨の売買を行なう取引をいう。「FX」、「通貨証拠金取引」、「外国為替保証金取引」などともいう。FXはForeign eXchange=外国為替の略に由来している。海外ではForex(Foreign exchange)と呼ばれることが多い。
日本では1998年に外国為替及び外国貿易法が改正されて、ダイワフューチャーズ(現・ひまわり証券)、豊商事などが取扱いを開始、ブロードバンドの普及も手伝って市場が急速に拡大した。商品先物会社、証券会社のほか、本取引を専業で取り扱う外国為替証拠金取引業者もある。取引の仕方によっては非常に高いリスクを負うため、実際の取引にあたっては外国為替相場に関する十分な知識や経験を要する。